屋根替え
屋根替えと言っても
現在どのような屋根材で葺いているかで
やり方は大きく変わってきます
瓦屋根を金属屋根にする場合
全ての瓦をおろし 屋根下地を
板金屋根に適した状態にしなければいけません
古く傷んでしまった金属屋根を葺きかえる場合も
多くの場合屋根下地を整えなければいけません
平型スレート屋根の場合でも
15年くらい前までは既存の屋根材をおろし
屋根下地を整える方法を
おすすめしていました
理由としては
平型スレート屋根は瓦屋根に比べ
かなり軽い材料ですが
それでも一坪あたり約60㎏の重さがあるので
その重さを解消した上で新たに金属屋根を
葺いても下地を含めた新たな屋根の重さは
約半分の重さになるので
家のためにも良いと考えていたからです
ところが ある時からアスベスト問題が起こり
古い時代に使われていた平型スレートには
アスベストが入っているため
その材料をはがすには アスベスト飛散防止の
処置を施し 廃材処理も指定された専門業者に
依頼するため
大変 高額になってしまいました
そのため現在では既存の屋根の上に
新たに金属屋根を葺く
カバー工法
と名付けられた工法が主流になっています
先に上げた画像のように既存屋根に専用の役物を
取付て新たに屋根を葺いていきます
はがす手間 処理する費用も無くなるので
予算も低く抑えられます
最初の画像は 横葺き工法ですが
それ以外の工法でも施工できます
二つ目の画像は役物の断面図ですが
これ以外にも各社から似たようなものが
市販されていて 各寸法も様々な物があります
当初屋根を軽くすることも
家のために良いと おすすめ
してきましたが
平型スレート屋根に対しては
予算の事を考えると
あまり おすすめ できなくなりました
それでも 築20年以上経ち
何度も屋根の塗り替えをしてきた
お客様にも好評を得ています
0コメント