軒先の出
最近軒先が殆ど出ていない
住宅を見かけます
様々な理由があると思いますが
デザインのため だけならば
やめた方が良い
が私の考えです
都内など立地の条件が
厳しく 軒先を出すよりも
居住スペースを少しでも
増やしたいという理由ならば
その土地柄に合った建て方だと
思いますが
そうでなければ
軒先の出 は出来るだけ
確保した方が 家のためには
良いと考えています
古くは夏の日中 高い日差しから
日光を遮り 室内が日陰になるよう
冬の低い日差しでは 室内に光が入るよう
考慮して軒先の出の長さを決めていたそうです
少しでも夏は涼しく 冬は暖かくなるよう
昔の人の知恵だったのでしょう
これは平屋に限ったことで
二階建てが主流の現在ではこの考えは
あまり役に立ちませんが
それでも軒先の出は重要なことだと
考えています
無風状態の雨の時でも
軒先の出が有ると 無いとでは
外壁の濡れ方がまったく違います
傘をさしても体がびっしょりになる
雨の日もありますが
そうでない雨の日のが意外と
多いとは思いませんか
家は数年で買い替えることなど
不可能で ほとんどの方が
一生に一度の経験になるのでは
外装 内装のメンテナンスも
何年かに一度は必要になってきます
少しでも経費が掛からぬように
外観を考慮してみて下さい
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