波板(なまこ)
この材料は 倉庫や小屋に
使われる事が 多い材料ですが
住宅の屋根に使用しても
全く不具合の無い材料だと考えています
素材は ガルバ ステンの
二つの粗材が選べ
色も豊富にあり
長さも 自由に指定でき
軒先から棟まで一枚の板で
葺きあげるのが 主流になっています
上から釘を打って 止めてあるだけだから
強風が吹いたり 台風が来たら
めくれて 飛んでしまうのでは無いか
心配をされるお客さんも いますが
しっかりと 仕事をすれば
飛びません
屋根勾配が 3寸以上の屋根ならば
コスパはかなり高い 材料だと思います
波型の形状のため 屋根材と屋根下地の
間に空気層ができ
場合によっては 棟から空気が抜け
屋根下地を良い状態にするようです
改築などで 波子屋根をはがすと
何十年もたった家でも
しっかり 乾いた屋根下地が出てきます
雨漏りはしてないが屋根下地が
蒸れて ぶよぶよ になっている
家は意外と多くあります
波子屋根で雨が漏る時は
何年も手入れをせず
屋根を錆びさせてしまった
場合がほとんどで
それ以外はまず雨漏りは
起らない材料だと 感じてます
どちらかというと
和風の仕上がりに
なってしまいますが
どんな形状の屋根でも
棟など役物は 汎用品を使わず
手作り加工した物を使い仕上げれば
かなり 立派な屋根になると思っています
唯一の欠点と言えば
雨が降った時の音は
他の材料に比べ 大きいです
数か月で住んでいる人は
慣れて 気にならなくなるようです
この材料の良さを皆さんに
もっと知ってほしいと思います
0コメント