継手
大工さんが 梁などを継手を使い 組んでいますが
私たち 板金屋にも継手に相当する
板金素材を 折り曲げ 組み つなぐ
「ハゼ」
というものが 有ります
一番使い 基本となるのが
ハゼ です
画像のように 折り曲げて
組み合わせて
つぶして 締める
完成
緑の板のほうが 上側 または棟側になります
ほとんどこの繋ぎ方ですが ごくまれにハゼが外れることがあります
そこで 絶対に外れない 繋ぎ方
巻きハゼ
2回折り曲げて
組み合わせて
つぶして 締める
完成 今度は茶色い板が 上側 棟側になります
板金素材が 破損しない限り 外れません
この二つの ハゼ を使いどんな長い物も作れます
トラックに積めない長さの物も
3m位の長さに作っておいて 屋根の上で繋いで 仕上げます
板金素材で 箱物を作る場合の ハゼ
落しハゼ
今度はZ型に 折り曲げて
つぶし 締めて (本当はもっとつぶします)
これは 直角に折るだけ
差し込んで 完成
ラーメン屋さんの 厨房にある ステンレス製換気扇フードの天板を
組み上げる場合などに 使います
直角に折っただけの 緑色の板が天板になります
この後 半田付をして 外れないようにします
半田を使わなくても 外れない組み方
ダクトハゼ
またZ型に折りますが 折り方が落しハゼと表裏が反対になります
少しつぶし 締めて
これは ダクトハゼと同じ
差し込んで
はみ出た 板を曲げて 外れ止めにして完成
この ダクトハゼ は先ほどの 換気扇フードの
側板を 繋ぐ時などに使います
ちなみに これらの ハゼ を機械を使わず 全て手作業行い
きれいに仕上げられなければ いつまでも 半人前に 見られます
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