たまぶち

以前書いた 継手(ハゼ)に いくつか種類がある様に

コグチ(板のはじ 切断カ所)を加工する いくつかの仕事があります

普段は コグチを 3mmから6mmくらい折り曲げてかるく潰す

あだ折りと呼ばれる方法が 主流です



反対が みずかえし という加工です

これは 施工後の怪我防止と防水対策のための 加工です

でも この たまぶち加工は コグチの強度向上のためと

見栄えを良くするための加工です

現在この加工を行う仕事は全くなくなりました

でもプロの板金業なのでいつでも できるようにしておかなければいけません


そこで たまぶちの加工法


使う道具は 右から

折り台

心棒

拍子木

カタナバ

の4点です



まず 3mmから5mm位の幅で 直角に折ります




画像が悪くてすいません

もう一度 10mmから15mmくらいの幅で折 コの字型に折ります



カタナバを使い二度目の折を強くします


二度折った間に心棒を入れて

拍子木とカタナバを使い心棒に 巻きつけるように なじませます




こんな感じで

なじんだら 丸くなったところを90° 折り曲げれば 完成

こんな感じに仕上がります

反対側も 同じように加工すると



こんな風になります


ため棒 と呼んでる 鉄パイプを取り出し


ため棒にあてがい

丸く曲げると

昔からよくある 半月型の雨樋ができました


屋根屋です

神奈川県小田原市で 村田板金工業所の屋号で建築板金を 営んでいます。

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